◇黒星の魁皇「自分の形に持っていけず」
○…魁皇にとって2場所ぶりの横綱戦は見せ場を作るのが精いっぱい。白鵬の突っ張りに耐えて左に動き、右で抱えた。館内の声援は一層大きくなったが、応戦もここまでで、白鵬が先に前に出て寄り切られた。「(白鵬に)合わせてしまった。自分の形に持っていけなかった」と魁皇。連勝を続ける横綱の前に歯が立たず、カド番脱出まで残り3日間で2勝が必要となった。
◇尾車部屋の嘉風と豪風、そろって2敗守る
○…尾車部屋の嘉風と豪風がそろって2敗を守った。嘉風は右から強烈なのど輪で蒼国来を起こして最後は送り出し。「うまく横から攻められた。体と気持ちが一つになった」と懸賞金の受け取りを忘れるほどの集中ぶり。続いて土俵に上がった豪風も突き落としで霜鳳を仕留めた。上位陣が優勝争いから脱落する一方、2人が星二つの差で横綱をマーク。5日目から8連勝の豪風は2人の活躍に「自分のことで精いっぱい。師匠(元大関・琴風の尾車親方)が喜ぶでしょう」と話した。
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